勘くくでも…

フルーチェのCMを見て、カルピスのCM思い出して、使い古されたネタをやろうと思い立つ。

[1回]

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｢フルーチェは牛乳と合わせてできます｣
｢カルピスは牛乳と乳酸菌｣


｢うん。でお前ら何が言いたい｣

フルーチェの入ったお椀片手に三郎は問う。

勘右衛門と兵助がそれぞれフルーチェとカルピスを持ってろ組トリオ…ていうか三郎と雷蔵の部屋に訪れた。
ちなみにフルーチェとカルピスはそれぞれの前に並べられ、雷蔵と八左ヱ門はフルーチェとカルピスを満喫していた。


｢うん、あのね鉢屋｣
｢あ、まて分かった｣
｢へーちゃんが豆乳で｣
｢勘ちゃんがにがりー｣
｢うん分かったから｣
｢｢そして私たちは豆腐になるのです｣｣
そして二人はぎゅーっと互いに抱きつく。

｢勘ちゃんとへーすけは仲良いねえ｣
｢へーすけももうひとりぼっちじゃないもんなあ｣
雷蔵と八左ヱ門がほのぼのとしたように二人を眺めながらフルーチェを食べる。ギヤマンの大きな器に盛られたフルーチェはほぼこの二人の腹の中である。小分けにしたもの以外残りそうにない。


｢たうふー｣
｢たうふー｣

勘右衛門と兵助はぱっと顔を豆腐に変える。


｢あははそれは可愛くない｣
｢右に同じ｣
｢ていうかお前ら帰れ！ あれ言いたかっただけだろ！！｣