色々ネタ置き場(主にRKRN)。
主に二次創作・夢小説系。ごく稀にオリジナルもあるかもしれない。。。
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三郎とは共闘戦ってことでとりあえずはいつも通りの生活。
そんな風に考えながら私は園部心愛を観察する。敵を知るには観察は必須。
ちょっと前までは視界に入れるのさえ嫌だったが、情報は必要。彼女を観察してどんなタイミングで殺そうかと考えるのはなかなか楽しい。どうせなら、喜びの絶頂から突き落として絶望感とともに殺したいかな。あぁでもそれはダメね。絶望感とともに死んでしまったら何も残らない。絶望して、死にたいのに死ねない状況に追い込むのが最もイイかも。少しずつ体を削る? 狼たちがギリギリ届くかどうかのところに吊るしておこうか。騒ぐとうるさいだろうから舌は事前に抜いてしまいましょう。ちゃんと処理もして死なないようにしてあげる。まあ、一日ももたないでしょうけど
。
カウンターの中からこちらを眺めていたり、生徒と話し込んだりする心愛を見ながら沙衣は他から見えないようにゆたりと笑んだ。
「おはよー、くー。勘ちゃんも。あと、ろ組三人衆」
食器類を返却して食堂を出ようかとした所で五年五人組に鉢合い、沙衣はいつも通りににこにこと挨拶をする。この時の笑顔は愛想笑いでもない普通の笑顔である。
「おはようございます、沙衣先輩。早いですね」
後輩の兵助がいつも通りに少し笑みを浮かべての挨拶。ちなみにこれが今日の初対面ではない。彼にとっては本日初対面だが。沙衣は肩をぐるりと回して、そしてちょっと恨みがましく口を開いた。
「うん。ちょっと火薬の点検してたのー。今日四年が使うって言ってたからさー」
兵助のただでさえ大きな目が余計に大きく瞠られた。
「!!? 言ってくれれば俺も手伝いましたよ!?」
予想通りの反応に、兵助の隣にいる尾浜勘右衛門とにやりと笑みを交わす。
「うん。アンタ爆睡してたし。駄目だぞー。勘ちゃんは気付いてたけどしーってしてもらった」
「駄目だぞー。へーちゃん。他人の気配に敏感じゃないと」
けらけらと二人で笑うと、三郎がケケケと口の端を持ち上げる。
「ダッセー兵助」
「霧壺先輩、三人衆で一括りは止めてください」
「名前呼ぶの面倒なんだもん。らいぞー。三郎もくーをだっさい言わないこれでもい組で成績優秀なんだからー。で、竹左ヱ門アンタは何も言わないの?」
「八左ヱ門です。霧壺先輩わざとでしょ。あと何も言わなかったのは、朝っぱらから毒虫大脱走で回収するのに疲れたからです」
「弥白ちゃん朝からいなかったもんねー」
生物委員会は毎日大変だー。
いつも通りの霧壺沙衣を演じ、ふと、気付いた視線。
沙衣は視線の主が誰かを瞬時に察し、気付かれないようにそう、っと盗み見る。相手は素人の一般人(仮)。バレる恐れは低いだろうけど用心に用心を重ねて問題はない。
恋する乙女の眼差しがただ一点に注がれている。
一番近い沙衣を素通り、五年い組の二人組を素通り、その後ろの、双忍の一人。
鉢屋三郎。
三郎自身は彼女を視界にも入れたくないらしく、視線も何もかも遮断しているようで気付いていない。
にやぁ……と、沙衣は心の中でほくそ笑む。
ねぇねぇ、三郎。
面白いよ。アンタは不愉快だと心底思うだろうが、何て楽しい、愉しい……。
でも、その前に。
先生に尋ねてみよう?
彼女の存在意義を。
先生たちはこの件に関して不干渉のようだけれど、許可を取った方が動きやすいし。
何より、面白く思っていない方が多いだろうしね。
そんな風に考えながら私は園部心愛を観察する。敵を知るには観察は必須。
ちょっと前までは視界に入れるのさえ嫌だったが、情報は必要。彼女を観察してどんなタイミングで殺そうかと考えるのはなかなか楽しい。どうせなら、喜びの絶頂から突き落として絶望感とともに殺したいかな。あぁでもそれはダメね。絶望感とともに死んでしまったら何も残らない。絶望して、死にたいのに死ねない状況に追い込むのが最もイイかも。少しずつ体を削る? 狼たちがギリギリ届くかどうかのところに吊るしておこうか。騒ぐとうるさいだろうから舌は事前に抜いてしまいましょう。ちゃんと処理もして死なないようにしてあげる。まあ、一日ももたないでしょうけど
。
カウンターの中からこちらを眺めていたり、生徒と話し込んだりする心愛を見ながら沙衣は他から見えないようにゆたりと笑んだ。
「おはよー、くー。勘ちゃんも。あと、ろ組三人衆」
食器類を返却して食堂を出ようかとした所で五年五人組に鉢合い、沙衣はいつも通りににこにこと挨拶をする。この時の笑顔は愛想笑いでもない普通の笑顔である。
「おはようございます、沙衣先輩。早いですね」
後輩の兵助がいつも通りに少し笑みを浮かべての挨拶。ちなみにこれが今日の初対面ではない。彼にとっては本日初対面だが。沙衣は肩をぐるりと回して、そしてちょっと恨みがましく口を開いた。
「うん。ちょっと火薬の点検してたのー。今日四年が使うって言ってたからさー」
兵助のただでさえ大きな目が余計に大きく瞠られた。
「!!? 言ってくれれば俺も手伝いましたよ!?」
予想通りの反応に、兵助の隣にいる尾浜勘右衛門とにやりと笑みを交わす。
「うん。アンタ爆睡してたし。駄目だぞー。勘ちゃんは気付いてたけどしーってしてもらった」
「駄目だぞー。へーちゃん。他人の気配に敏感じゃないと」
けらけらと二人で笑うと、三郎がケケケと口の端を持ち上げる。
「ダッセー兵助」
「霧壺先輩、三人衆で一括りは止めてください」
「名前呼ぶの面倒なんだもん。らいぞー。三郎もくーをだっさい言わないこれでもい組で成績優秀なんだからー。で、竹左ヱ門アンタは何も言わないの?」
「八左ヱ門です。霧壺先輩わざとでしょ。あと何も言わなかったのは、朝っぱらから毒虫大脱走で回収するのに疲れたからです」
「弥白ちゃん朝からいなかったもんねー」
生物委員会は毎日大変だー。
いつも通りの霧壺沙衣を演じ、ふと、気付いた視線。
沙衣は視線の主が誰かを瞬時に察し、気付かれないようにそう、っと盗み見る。相手は素人の一般人(仮)。バレる恐れは低いだろうけど用心に用心を重ねて問題はない。
恋する乙女の眼差しがただ一点に注がれている。
一番近い沙衣を素通り、五年い組の二人組を素通り、その後ろの、双忍の一人。
鉢屋三郎。
三郎自身は彼女を視界にも入れたくないらしく、視線も何もかも遮断しているようで気付いていない。
にやぁ……と、沙衣は心の中でほくそ笑む。
ねぇねぇ、三郎。
面白いよ。アンタは不愉快だと心底思うだろうが、何て楽しい、愉しい……。
でも、その前に。
先生に尋ねてみよう?
彼女の存在意義を。
先生たちはこの件に関して不干渉のようだけれど、許可を取った方が動きやすいし。
何より、面白く思っていない方が多いだろうしね。
許可は取っておかないといけないでしょう?
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発行物。
かんたんなはなし(タカ綾)
この好きは『好き』でいいのでしょうか?(次浦+綾)
私は彼女が幸せであるよう希う(再録:私が彼を嫌いな理由。&ハッピーエンドをつかみとれ!)(次浦+綾)
海に関するetc.(次浦+綾(タカ綾))
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いお
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37
性別:
女性
誕生日:
1987/03/19
自己紹介:
五年(特にい組)と三年と綾部が好きな一般人←
最近ハートの国のアリスシリーズにハマったらしいです。
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