cookieさんのえりしおん怖いを治そう計画(笑)

国でも書ければいいんだけどね。そしたららふれんつぇとか悩まないのに。
あびすはぎるでえるがるーとなら(cookieさんの天秤参照)えりすが神聖でらふれんつぇはろーでりひさん辺りで…


あ。
で。

双忍であーく。
最後の辺りはちょっと違うんだけど。自分の解釈とも違うんだけど。
監視卿はふらーてるだと思ってるんだ。
でもこの時代監視カメラとかないから。記録は映像で残せないからこんな形。
さくりふぁいすと同じで劇。こっちは台本読み合わせ中。

[0回]

前提

三郎は変装に完璧を求める。
それが雷蔵に関しては何かの拍子にスイッチが入り、常に同じを求め"虚妄想箱船同一依存症候群"…すなわち、"あーく"に陥った。

 

雷｢……そのままじゃない｣
鉢｢え？私ってこんな？｣

ソロル。三郎
フラーテル。雷蔵

 

学園という優しい箱庭の中で私は優しい存在に出会った。
こんな人になりたいと、思った時…頭の中でカチリと歯車が噛み合う。

そうだ。同じになってしまえばいい。
だって私は、変装名人の鉢屋三郎だ。

――崩壊。それは彼が壊れた季節。二月の雪の日。三郎の記憶。

｢私と雷蔵はいつも同じ。顔も仕草も全て真似た。もっと同じになるために、私は天啓(あーく)を得た。｣
それ(あーく)は月光を受けて鈍色に煌めいた。

 

雷｢あれ？これ僕死ぬフラグ？｣
鉢｢いや、何かいろいろ解釈があるらしいが……。｣

 

｢僕と三郎は同じじゃない。決して同じにはなれないんだ。｣

思い出まで裏切った、冷たい言葉の雨。
幸せだった二人。永久に届かなくなる前に。

｢なぁ…なぜ変わってしまった？あんなにも喜んでくれていたのに｣

双忍になれるね、とはしゃいでいたのは君だろうに。

三郎は涙の代わりに微笑み詰め寄る。
苦無(あーく)を握って。

愛憎の箱船(あーく)。


｢ほら、これで君と同じだろう…雷蔵？｣

 

雷｢あーくって色々だね｣
鉢｢実際は"箱船"、もしくは"安全な避難場所"と言う意味らしい｣
雷｢避難場所…｣
鉢｢この場合だと私が自我を保つための避難場所が雷蔵…ということだな｣
雷｢あぁ、だから"虚妄想箱船依存症候群"｣

 

――因果。それは手繰り寄せた糸。六月の雨の日、雷蔵の記憶。

信じていたその人に裏切られた少年が逃げ込んだ楽園は更なる高見。完璧になれば彼が笑うと自己暗示。
澄み渡る覚醒は『進行』という凶器。

最期の時に廻った歪な愛の記憶…。壊れゆく君に耐えきれず、あの日嘘をついた。

自分を失し、他人に変わる。それが彼の道だと知っても…。
君自身がいなくなるのは嫌だと…僕は思う…。

それは僕の我が儘(あーく)…。

｢なぁ、これで完璧だろう？雷蔵｣

 

鉢｢雷蔵…！｣
雷｢台本ではね｣
鉢orz

雷｢ふーん。ここは普通に歌えるねえ｣

 

あーくを持った三郎は、雷蔵を闇の中へ。
三郎が持つあーくにより、雷蔵は根の国へ。

忍術学園五年ろ組鉢屋三郎。
同じく、
忍術学園五年ろ組不破雷蔵を殺害未遂。

病例大全、項目第十二章。
過剰投影型依存における袋小路の模型。
則ち『虚妄想箱船依存症候群(あーく)』。

限りなく同一に近づける。追憶は狂気に似た幻想。
雷蔵と同じになるために、たくさん努力したんだ。
全て同じにした何もかも。だけどそれでも―――………。


学園という優しい箱庭の中で私は優しい存在に出会った。
こんな人になりたいと、思った時…頭の中でカチリと歯車が噛み合う。

そうだ。同じになってしまえばいい。

だって私は、変装名人の鉢屋三郎だ。か…。

(ほら同じだろう？)

在りし日に咲かせた花びらは、暗闇に散り逝くように凛と…。
少年が耳元で囁く。


｢今日から私も雷蔵だ｣




叫び声に駆けつけた友人たちは、天を仰ぎ深いため息をついた。
失われたのは壊れた少年。隣で泣くのは優しい少年。
ふと、友人の一人が問いかける。
｢おまえは本当に雷蔵か？｣と。その問いに彼は答える。
｢友達が死んだのにそんな事を聞くのは最低だ｣と。
その答えに友人は｢お前が雷蔵なんだな｣と呟いた。

彼の口元に笑みが浮かんでいるのにも気付かずに。


(これでずっと同じだよ。雷蔵)

 

雷｢元と最後ちがくない？｣
鉢｢全年齢対象だからな。一年生にまぐわうなど聞かせられんだろう｣
雷｢いや…これも十分一年生に見せられないよ｣
鉢｢ホラーだ！と言ってしまえば良くないか？｣
雷｢え～～～～？ホラーで納得…？でもやっぱり見せるようなものじゃ…うーん…｣
鉢｢雷蔵…｣

 

上演後の下級生の反応。

雷蔵への好感度+100
三郎への好感度-100
雷蔵への同情度+100
三郎への変態度+100

鉢｢………………orz｣