色々ネタ置き場(主にRKRN)。
主に二次創作・夢小説系。ごく稀にオリジナルもあるかもしれない。。。
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1/22のCC福岡28無料配布「あけおめ。」
いおの担当は鉢雷と次浦でした。
次浦は何故か+タカ綾に。
ほら、ね?
三之助と藤内出るなら喜八瑠ちゃんを出さないと…っていういおの老婆心です。
…あ、いらないです…か。
あ。↑のイラストは表紙っぽいものです。
無料配布の方はcookieさんが素敵な表紙を作ってくれました。
+鉢雷
元旦。大川学園女子寮の一室、鉢屋三郎と不破雷春は炬燵に入って蜜柑を食べながら、送られてきた年賀状を眺める。大川学園に入学してから年末年始、二人の両親は子供たちを放っぽり出して旅行している為、年賀状を出すと言ってくれた友人達には寮の住所を教えているのだ。地元の幼稚園、小学校に通っていた頃の友人や、大川学園で出来た友人達からの年賀状が束になって送られてくるのを見ると毎度嬉しくなる。特に地元の友人とは顔を合わせる機会が少ない為、年賀状は近況報告書になっている。メールを送り合う友人の場合だと定例の文句だけになるのだが。あと、枚数が来れば来るほど、あとで発表されるお年玉の当選確率も上がる。去年は切手シートが当たった。滅多に手紙を書く機会は無いが、使う時は後々あるだろうとちゃんと取っている。例えばこれとか。
「あ、小雪ちゃんから来てるー」
葉書の中から封書を取り出して「小雪ちゃんの住所英語ー」とはしゃぎながらビリビリと封筒を破る雷春に、へぇと驚いたように三郎が問う。小雪は地元で雷春と一番仲が良かった少女だ。
「エアメールじゃん。すごいな。一日に着いてるとか。ていうか、小雪何でエアメール?」
「一年だか半年だかアメリカに留学ってメールで言ってたよ。あとで返事書こうっと。エアメールとか初めて~。あ、写真もある~」
「ふぅん。そういや、親父達今回どこ行くって言ってたっけ」
自分で聞いたくせにすぐに興味が失せた三郎はふと思いだした事柄を口に乗せた。両親達の毎年の恒例行事だ。
「んーと、お母さん達が温泉とペンギンと熊見たいって言ったから…北海道? だったかなぁ…あ、うん。そうだそうだ」
顎に人差し指を当てて頷く雷春を心底可愛いと思いながら、三郎は相変わらずの両親に呆れる。両親らは両方共一卵性の双子でそれぞれの片割れと結婚して三郎と雷春を産んだ。お陰で今生の三郎は男女の違いはあれど初めから雷春と同じ顔だ。そして双子ぐるみで仲の良い両親はいつも一緒に行動している。子どもは放っぽらかしで。
「だからお土産はロ◯ズのチョコポテトとか温泉まんじゅうとか…。三郎お土産何が良い? お母さんにメールしたら郵送してくれるよ。あ、函館も行くってお母さんがメール送ってきてたんだよねぇ。土◯さんに会ってくるーって。夜景も観たいとか」
「あの親共、自分達が親だって認識ねーんじゃねぇの? 別に寮にずっといるのは良いけどさ」
「でもチョコポテト美味しいよー? ときどき無性に食べたくなる。あとでネットで何があるか見ようよ」
「……そうだな」
世界で一番愛しい存在が『昔』に比べると非常にボケた発言をするのはよくあることで、平和って良いよな、と自分自身もズレたことを思いながら次の年賀状を捲ると尾浜勘右衛門からの年賀状だった。何か印刷じゃなさそうな筆書きの達筆な宛名と表面の龍。こいつ、どこに向かって走ってるんだろう、と三郎は思う。部屋を出る前に国際電話をかけていた竹谷八左ヱ門とはまた違った意味で変な所を色々極めているような気がする。そーいえばぁ、と間延びした雷春の声が三郎の思考を切った。
「メールと言えば勘ちゃんから、お昼お節とお雑煮食べにおいでって着てたよ。氷ちゃんの着替えいるかなあ」
昨日の大晦日に尾浜家で紅白を見ながら眠ってしまった久々知氷華はそのまま泊っている。雷春の言葉に三郎は「氷華の着替えはあっちにいくつかあるから大丈夫だろう」と答える。
「それにしても毎年恒例になったな。正月の尾浜家での食卓。食堂閉まってるから都合が良いけど」
毎年十二月二十八日から一月四日までは寮の食堂は閉鎖となっている。閉鎖、と言っても毎日食事を作ってくれるおばちゃん達が休みなだけで食堂自体は使用できる。レンジも電気ポットも使えるし、食堂の広いテーブル、そしてキッチンも一部使用可だ。なので結構自由は利くし、年末年始は基本的に寮生はほとんど帰る為、レンジの温めで混むこともあまりない。
「年末年始はおばちゃん達もお休み欲しいだろうしねー」
「食堂は使えるようになってるから別に良いけどな」
「勘ちゃんのお母さんの御飯も美味しいしね~」
昨日のお蕎麦も美味しかった! と嬉しそうに雷春が言うと、三郎も嬉しそうに笑う。
「今年もらぁは俺の麗しの女神だな!」
「あはは三郎新年早々気持ち悪いよ。で、ハチが来ないってことはまだ初詣は行かないの?」
九時半集合なのに行かなくて良いの? と雷春は首を傾げる。三郎は部屋を出る前に見た、流暢な英語で新年の挨拶をし、本人は気付いてないだろうがでれっでれに相好を崩した八左ヱ門を思い出す。いつも相手の伊賀崎孫兵にはカッコいい感じで決めてる筈なので、電話の向こうの彼にはあのデレてる顔なんて見せてはいないんだろうなあとか思ってみる。
「あいつ国際電話掛け始めたから数時間は動かないだろうし。こっちの九時があっちの午前零時だから」
「あぁなるほど。でもあっちはあっちでパーティーとかしてそうだよね」
「財閥だしな。勘右衛門に部屋出た時にそれ言ったら『それならお昼食べてから行こっか。そっちの方が人空いてるし』だと」
声を勘右衛門そっくりにして三郎が言うと「流石三郎。勘ちゃんそっくりー」と雷春がぱちぱちと拍手を送る。
「んーと、じゃあハチには一応メールを入れておいて…もう少し年賀状を見聞してから勘ちゃん家に行こうかー。昨日もお邪魔したし、新年だし菓子折りでも買ってく?」
「菓子折り売ってる店は閉まってるだろ」
「二駅先のショッピングモールは元旦から開いてるからそこのお菓子屋さんで買えばいいの! ちょーっと遠回りになっちゃうけど」
「それならもう出た方が良くないか? あそこから出るバスも休日ダイヤでないだろうし」
「あ、そうだねぇ。じゃあ、バスの時間も調べる? それか自転車でも良いよー。二駅先って言っても自転車で三十分ちょいくらい? 運動も出来て正月太り回避だよ」
「それでも良いな。らぁ、風邪引かないようにしっかり着込めよ」
一昨年のクリスマスプレゼントで両親から自転車を送ってもらっている。やはり自転車があるのとないのではある方が断然楽だ。大川市内の移動くらいならバスや電車を使うより経済的で自由が利く為、とても重宝している。
「うん。三郎もしっかり着込んでねー私より三郎の方が風邪引きやすいんだから」
小さい時からずっとそうなんだし。と笑顔で言いながら、雷春は炬燵の上の年賀状を片付ける。
「風邪引いたららぁが看病してくれるよな!」
三郎の言葉に雷春は一瞬きょとんとした表情を見せると、すぐに笑顔に変わった。
「大丈夫。ハチが同室の誼で看病してくれるよ~。第一、寮内でも門限あるんだから端から無理な話だし」
「じゃあ門限が無かったら看病してくれた?」
「要検討だね」
輝くような笑顔で雷春はそう即答した。三郎と八左ヱ門の部屋はそれぞれ雷春と孫兵の写真が色んな所に飾ってある。そんな部屋に訪問するのはちょっと嫌だなあと雷春は思う。三郎が無駄な技術で作り上げた抱き枕は即刻捨ててやったのは良い思い出だ。また他に変な物を作っていないか確認するために看病に行くのも良いだろう。別に看病という名目が無くても三郎は喜んで部屋に入れてくれるだろうから勘右衛門や氷華に手伝ってもらって捜索すれば良いし、と雷春は考える。
「でもまあとにかく。まずは菓子折り買いに行くよ、三郎! おばさんのお節料理とお雑煮が待ってる!」
「そうだな。だが、半分近くは勘右衛門の作だと俺は踏んでる」
冬休み前に試作品食べさせられたしなぁ、と三郎が言うと、雷春も「そうだねぇ」と同意する。
「でも勘ちゃんの料理も美味しいから問題なしだよ~勘ちゃんはいつでもお嫁に行けるよね!」
「いや、嫁に行っちゃダメだろ尾浜豆腐の後継ぎは。それに俺も料理は上手いぞ!」
実家にいた頃は自分の母親と三郎の料理が半々で出ていた食卓を思い出して雷春は頷いた。最近は専ら食堂のおばちゃん達の美味しくて栄養バランスがきっちり摂れた食事だが。
「うん知ってる。三郎のご飯も美味しいよー。だから明日はオムカレーが食べたいな」
「らぁの為に誠心誠意超美味いオムカレー作ってやるぜ!」
「期待してるよ、三郎」
自分が「満漢全席を食べたい」と言っても今みたいに笑顔で答えて、本当に満漢全席でも何でも三郎は作るんだろうなあ。それはそれですごく重いなあと思いながらも『昔』から続くこの関係はこれからも末長く続いて、自分の手がしわくちゃになっても続いているんだろうと雷春は思う。『昔』に比べて自分の手の届く範囲はとても平和だ。戦も遠い出来事で、人が死ぬこともテレビの向こう側。もし仮に自分が襲われる立場になっても、生き残る術は『昔』の知識を引き出せば身体が動いてくれるから問題はない。よっぽど対応できない物事や死ぬような病気に罹らなければ大好きな人達と一緒にいられる。だから、初詣に行く度に願うことはいつも同じ。
『今年も来年も、ずっとずっと皆と一緒で幸せでありますように』
+次浦(+タカ綾)
初詣の神社は毎年混み合っている。しかもここの神社は初詣の客向けに出店が出ているので余計に混雑している。新年も早々に出店の品々を買って食べてる人もちょくちょく見かけ、お参りに行く人、終えて帰る人の波で離れ離れにならないように繋いでいた手が離れたのに気づいた時にはもう遅かった。左手の先は何もなく、立ち止まった自分を迷惑そうに見ながら避けていく参拝客を無視したまま、浦風藤内はきょろきょろと辺りを見回すが、先ほどまで隣に居た次屋三之助の姿は影も形もない。
新年早々…っ! と怒りに拳が震えるが、彼の迷子癖は今更治るような代物でもない。諦めて探すのが無難だろう。この二年程は小学校区は違ったが近所に当たる富松作兵衛と三反田数、それと何故か年末年始実家に帰らない三之助と初詣に来ていたのだが、今年は所謂恋人同士になったので作兵衛と数に「二人で行って来い」と言われ、三之助と二人初詣と相成ったわけである。まあ恋人同士だし例年のように逸れないようベルト通しに短めのリードをつけるとかは止めて手を繋ごう、という乙女心を出したのが悪かったらしい。見事に参拝客の波で繋いでいた手が離れてしまった。作兵衛と数が良くやっている恋人繋ぎとやらだったら離れなかったのだろうか、と思いながら、でもそれは恥ずかしいと一人百面相をする藤内は参道を離れて、携帯を取りだした。とりあえず、今いる場所から動かないようにと指示を出しておかないと三之助は見当違いの方向へふらふら徘徊しかねない。
……が、出ない。周りがざわざわと騒がしいせいなのだろうか? と思いながらも根気良く掛け直したりするが出る様子もない。携帯を右手に握りしめたまま、藤内はため息をついて当てもなく三之助の姿を探し始める。
人混みの多さと探しても見つからない三之助、その上一人ぼっちで助け手もないという心細さで、ひくりと藤内はしゃくり上げた。たったそれだけで中学三年生にもなる自分が泣くなんて情けない。と思いながらも「ふぇ」と小さく嗚咽が漏れた。どうも止まりそうにないらしいと、どこか冷静な自分がいて、藤内は人が少なそうな場所へと移動しようと、ハンカチで涙がにじむ目尻を拭った。
「ばかさんのすけ」
小さく呟くと、ぼろりと涙がこぼれる。俯いたまま一歩踏み出すと同時に肩を叩かれた。
「とーない?」
名前を呼んだ声音は少しだけ期待した三之助とは違い、高くていつもとは違う柔らかな声音。それは藤内ともう一人くらいにしか向けられない声で。振り返った先には声の主の振袖を着た綾部喜八瑠と斎藤親子、それと知らない顔がいくつか。
「藤内何で泣いてるの!?」
バッグからハンカチを取り出して喜八瑠は藤内の涙を拭う。
「きはる…せんぱい」
多分、訊いたら怒るだろうな、とは思いつつも見かけていたら教えて欲しいという思いが強いせいで藤内は問う。
「……三之助、見かけませんでしたか?」
「は?」
藤内の問いで全てを察したのか、一瞬ぽかんとしたものの、予想通り、喜八瑠の眉尻が怒りに跳ねあがった。元々綺麗な顔に映える化粧を施しているせいで、その怒りの形相がさらに凄味を増す。そんな喜八瑠を落ち着かせるように肩を叩いて隆丸が「大変だねぇ」と呟いた。
「次屋君、また迷子なの? 携帯は?」
「携帯出なくて、掛け直してもこないし、一通り探したけど見つからないんです」
普段なら見つかるのに、と涙ぐむ藤内を抱き締めて喜八瑠は「あのバカ之助見つけたらタダじゃおかないから」とドスのきいた声で呟き、隆丸に宥められる。ふと、藤内が隆丸の後ろを見ると先程までいた幸隆達がいない。それに気づいた隆丸が笑って答える。
「長くなりそうだったから、先に参拝してもらうことにしたんだよ」
「ご、ごめんなさいっ」
「大丈夫だよ~。ここが三社参りの最後だし。でも良かったね、喜八瑠ちゃん。ゆりさんが三社参りするって言ったお陰で帰る前に浦風さんに会えたし」
「そうですね。可愛い藤内を置き去りにしてくれた次屋には腸煮えくり返ってますけど」
「き、喜八瑠先輩、私も悪いんです…っ! リードをつけなかったから簡単に逸れちゃって……」
藤内の言葉に二人は固まる。藤内は不思議そうに二人を見上げた。
「あの…?」
「浦風さんリードって…」
「犬の散歩用のリードですけど」
それがどうかしたのかと藤内は首を傾げた。その藤内の答えに喜八瑠は非常に渋い顔をしながら口を開く。
「……藤内。一年の時に私と立花先輩が言ってた冗談、まだ続けてたの…?」
「え、あれ冗談だったんですか?」
「あの時実行したことに対して私と立花先輩は心からヤバいと思った流石に」
あの時だけかと思ったのに…と呟いた喜八瑠に隆丸も「喜八瑠ちゃんも仙子ちゃんも後輩に何させてるの」と呆れ返っている。
「あ、でも首じゃないですよ! ベルト通しにつけて、リードも作兵衛に短くしてもらって、外に出た時の迷子防止にはとても役に立つんです! 三之助も左門も、もう嫌がらなくなったし!!」
そう力強く言う藤内に、二人はそういう問題ではないんだけど、と思うがここは黙っておくことにした。嫌がらないなら、良いのだろう、と。
「とにかく、藤内。少ししか手伝えないけど、次屋を探してあげる」
「時間も一時間弱ってところだね。電車間に合う?」
隆丸が携帯の時間を見ながら言うと、一緒に覗き込んで喜八瑠は頷く。
「余裕を持って切符は取ってるので。直接本家ですし」
「実家に帰られるんですか?」
「いや、実家じゃないよ。昔から盆と正月は父が産まれた本家に全員集まる決まり? で。私は出たくないんだけど。ついでに本家っていうのは親戚の総本山みたいなもんだよ」
めんどくさいな、と喜八瑠は藤内の手を引く。
「藤内。迷子の時の待ち合わせ場所は、あれだから決めてないんだよね?」
「はい。それに、神社を出てしまってる可能性もあって…」
「携帯に出ない時点で探すのが難しいよねぇ」
喜八瑠が電車に間に合う時間ギリギリまで探し回ったが、結局見つからず「ごめんね」と謝る二人と別れて藤内はもう帰ってしまおうかと境内の隅にあるベンチに座って、もう一度三之助の携帯に電話をかけるがやはり出ない。携帯をしまうと、ずっと歩き回って疲れた体に、出店の美味しそうな匂いに胃袋が刺激される。
「おなか…すいた。これも三之助が迷子のせいだあのバカっ携帯出ないし!」
「迷子になったのは藤内だろ? 携帯は寮に忘れた。で、たこ焼き食う?」
目の前にたこ焼きを差し出され、目を丸くした藤内はたこ焼きから左腕、肩、という順にゆっくりと視線を上げた。右手にたこ焼きが刺さったつまようじを持ち、不思議そうにこちらを見ている三之助。怒鳴りたいのと呆れたのと安心したのと色んな感情が綯交ぜになって口から言葉が飛び出す前に涙腺の方が先に決壊した。声もなく涙を流し始めた藤内にぎょっとした三之助は両手が塞がっていることに気付くと、藤内の隣にたこ焼きを置く。顔を伏せて嗚咽を漏らし始めた藤内の顔を覗き込むようにしゃがんで三之助は彼女の頭を撫でる。
「……ごめん?」
「……何で、疑問形なのよ…。しかも、携帯…忘れるとか、あんたバカ? すぐ迷子になるくせにっ」
睨む藤内に三之助は彼女を抱き寄せて背中を軽く叩いた。上目遣いで睨まれても何の迫力もなく、むしろ可愛くて顔がにやける。笑い声は出してないが雰囲気でにやついているのが分かったのだろう。藤内の声は不機嫌だ。
「何笑ってるのよ」
「笑ってねーって。俺ハンカチ忘れたから肩貸してやるよ」
「…びっしょびしょに濡らしてやる」
「……鼻水はつけるなよ」
涙は乾けばいいとして、鼻水はちょっと勘弁、と思いながらそう言うと藤内の声はさらに不機嫌の一途をたどる。
「出てないし。このバカ迷子」
ずずっと鼻をすする音が聞こえるけど、と三之助は思ったがここは口に出さない方が良いと口を噤み、今度は「ごめんな」と疑問符無しに謝ると藤内は一つ溜息を零した。
「いいよもう。ちゃんと戻って来たし」
「涙止まって目ェ冷やしたら、お参り行こうぜ。今度は手、離れないようにするからさ」
「……絶対だからね」
「任せろ」
三之助の根拠もない自信満々の言葉に、くすりと藤内は笑った。
元旦。大川学園女子寮の一室、鉢屋三郎と不破雷春は炬燵に入って蜜柑を食べながら、送られてきた年賀状を眺める。大川学園に入学してから年末年始、二人の両親は子供たちを放っぽり出して旅行している為、年賀状を出すと言ってくれた友人達には寮の住所を教えているのだ。地元の幼稚園、小学校に通っていた頃の友人や、大川学園で出来た友人達からの年賀状が束になって送られてくるのを見ると毎度嬉しくなる。特に地元の友人とは顔を合わせる機会が少ない為、年賀状は近況報告書になっている。メールを送り合う友人の場合だと定例の文句だけになるのだが。あと、枚数が来れば来るほど、あとで発表されるお年玉の当選確率も上がる。去年は切手シートが当たった。滅多に手紙を書く機会は無いが、使う時は後々あるだろうとちゃんと取っている。例えばこれとか。
「あ、小雪ちゃんから来てるー」
葉書の中から封書を取り出して「小雪ちゃんの住所英語ー」とはしゃぎながらビリビリと封筒を破る雷春に、へぇと驚いたように三郎が問う。小雪は地元で雷春と一番仲が良かった少女だ。
「エアメールじゃん。すごいな。一日に着いてるとか。ていうか、小雪何でエアメール?」
「一年だか半年だかアメリカに留学ってメールで言ってたよ。あとで返事書こうっと。エアメールとか初めて~。あ、写真もある~」
「ふぅん。そういや、親父達今回どこ行くって言ってたっけ」
自分で聞いたくせにすぐに興味が失せた三郎はふと思いだした事柄を口に乗せた。両親達の毎年の恒例行事だ。
「んーと、お母さん達が温泉とペンギンと熊見たいって言ったから…北海道? だったかなぁ…あ、うん。そうだそうだ」
顎に人差し指を当てて頷く雷春を心底可愛いと思いながら、三郎は相変わらずの両親に呆れる。両親らは両方共一卵性の双子でそれぞれの片割れと結婚して三郎と雷春を産んだ。お陰で今生の三郎は男女の違いはあれど初めから雷春と同じ顔だ。そして双子ぐるみで仲の良い両親はいつも一緒に行動している。子どもは放っぽらかしで。
「だからお土産はロ◯ズのチョコポテトとか温泉まんじゅうとか…。三郎お土産何が良い? お母さんにメールしたら郵送してくれるよ。あ、函館も行くってお母さんがメール送ってきてたんだよねぇ。土◯さんに会ってくるーって。夜景も観たいとか」
「あの親共、自分達が親だって認識ねーんじゃねぇの? 別に寮にずっといるのは良いけどさ」
「でもチョコポテト美味しいよー? ときどき無性に食べたくなる。あとでネットで何があるか見ようよ」
「……そうだな」
世界で一番愛しい存在が『昔』に比べると非常にボケた発言をするのはよくあることで、平和って良いよな、と自分自身もズレたことを思いながら次の年賀状を捲ると尾浜勘右衛門からの年賀状だった。何か印刷じゃなさそうな筆書きの達筆な宛名と表面の龍。こいつ、どこに向かって走ってるんだろう、と三郎は思う。部屋を出る前に国際電話をかけていた竹谷八左ヱ門とはまた違った意味で変な所を色々極めているような気がする。そーいえばぁ、と間延びした雷春の声が三郎の思考を切った。
「メールと言えば勘ちゃんから、お昼お節とお雑煮食べにおいでって着てたよ。氷ちゃんの着替えいるかなあ」
昨日の大晦日に尾浜家で紅白を見ながら眠ってしまった久々知氷華はそのまま泊っている。雷春の言葉に三郎は「氷華の着替えはあっちにいくつかあるから大丈夫だろう」と答える。
「それにしても毎年恒例になったな。正月の尾浜家での食卓。食堂閉まってるから都合が良いけど」
毎年十二月二十八日から一月四日までは寮の食堂は閉鎖となっている。閉鎖、と言っても毎日食事を作ってくれるおばちゃん達が休みなだけで食堂自体は使用できる。レンジも電気ポットも使えるし、食堂の広いテーブル、そしてキッチンも一部使用可だ。なので結構自由は利くし、年末年始は基本的に寮生はほとんど帰る為、レンジの温めで混むこともあまりない。
「年末年始はおばちゃん達もお休み欲しいだろうしねー」
「食堂は使えるようになってるから別に良いけどな」
「勘ちゃんのお母さんの御飯も美味しいしね~」
昨日のお蕎麦も美味しかった! と嬉しそうに雷春が言うと、三郎も嬉しそうに笑う。
「今年もらぁは俺の麗しの女神だな!」
「あはは三郎新年早々気持ち悪いよ。で、ハチが来ないってことはまだ初詣は行かないの?」
九時半集合なのに行かなくて良いの? と雷春は首を傾げる。三郎は部屋を出る前に見た、流暢な英語で新年の挨拶をし、本人は気付いてないだろうがでれっでれに相好を崩した八左ヱ門を思い出す。いつも相手の伊賀崎孫兵にはカッコいい感じで決めてる筈なので、電話の向こうの彼にはあのデレてる顔なんて見せてはいないんだろうなあとか思ってみる。
「あいつ国際電話掛け始めたから数時間は動かないだろうし。こっちの九時があっちの午前零時だから」
「あぁなるほど。でもあっちはあっちでパーティーとかしてそうだよね」
「財閥だしな。勘右衛門に部屋出た時にそれ言ったら『それならお昼食べてから行こっか。そっちの方が人空いてるし』だと」
声を勘右衛門そっくりにして三郎が言うと「流石三郎。勘ちゃんそっくりー」と雷春がぱちぱちと拍手を送る。
「んーと、じゃあハチには一応メールを入れておいて…もう少し年賀状を見聞してから勘ちゃん家に行こうかー。昨日もお邪魔したし、新年だし菓子折りでも買ってく?」
「菓子折り売ってる店は閉まってるだろ」
「二駅先のショッピングモールは元旦から開いてるからそこのお菓子屋さんで買えばいいの! ちょーっと遠回りになっちゃうけど」
「それならもう出た方が良くないか? あそこから出るバスも休日ダイヤでないだろうし」
「あ、そうだねぇ。じゃあ、バスの時間も調べる? それか自転車でも良いよー。二駅先って言っても自転車で三十分ちょいくらい? 運動も出来て正月太り回避だよ」
「それでも良いな。らぁ、風邪引かないようにしっかり着込めよ」
一昨年のクリスマスプレゼントで両親から自転車を送ってもらっている。やはり自転車があるのとないのではある方が断然楽だ。大川市内の移動くらいならバスや電車を使うより経済的で自由が利く為、とても重宝している。
「うん。三郎もしっかり着込んでねー私より三郎の方が風邪引きやすいんだから」
小さい時からずっとそうなんだし。と笑顔で言いながら、雷春は炬燵の上の年賀状を片付ける。
「風邪引いたららぁが看病してくれるよな!」
三郎の言葉に雷春は一瞬きょとんとした表情を見せると、すぐに笑顔に変わった。
「大丈夫。ハチが同室の誼で看病してくれるよ~。第一、寮内でも門限あるんだから端から無理な話だし」
「じゃあ門限が無かったら看病してくれた?」
「要検討だね」
輝くような笑顔で雷春はそう即答した。三郎と八左ヱ門の部屋はそれぞれ雷春と孫兵の写真が色んな所に飾ってある。そんな部屋に訪問するのはちょっと嫌だなあと雷春は思う。三郎が無駄な技術で作り上げた抱き枕は即刻捨ててやったのは良い思い出だ。また他に変な物を作っていないか確認するために看病に行くのも良いだろう。別に看病という名目が無くても三郎は喜んで部屋に入れてくれるだろうから勘右衛門や氷華に手伝ってもらって捜索すれば良いし、と雷春は考える。
「でもまあとにかく。まずは菓子折り買いに行くよ、三郎! おばさんのお節料理とお雑煮が待ってる!」
「そうだな。だが、半分近くは勘右衛門の作だと俺は踏んでる」
冬休み前に試作品食べさせられたしなぁ、と三郎が言うと、雷春も「そうだねぇ」と同意する。
「でも勘ちゃんの料理も美味しいから問題なしだよ~勘ちゃんはいつでもお嫁に行けるよね!」
「いや、嫁に行っちゃダメだろ尾浜豆腐の後継ぎは。それに俺も料理は上手いぞ!」
実家にいた頃は自分の母親と三郎の料理が半々で出ていた食卓を思い出して雷春は頷いた。最近は専ら食堂のおばちゃん達の美味しくて栄養バランスがきっちり摂れた食事だが。
「うん知ってる。三郎のご飯も美味しいよー。だから明日はオムカレーが食べたいな」
「らぁの為に誠心誠意超美味いオムカレー作ってやるぜ!」
「期待してるよ、三郎」
自分が「満漢全席を食べたい」と言っても今みたいに笑顔で答えて、本当に満漢全席でも何でも三郎は作るんだろうなあ。それはそれですごく重いなあと思いながらも『昔』から続くこの関係はこれからも末長く続いて、自分の手がしわくちゃになっても続いているんだろうと雷春は思う。『昔』に比べて自分の手の届く範囲はとても平和だ。戦も遠い出来事で、人が死ぬこともテレビの向こう側。もし仮に自分が襲われる立場になっても、生き残る術は『昔』の知識を引き出せば身体が動いてくれるから問題はない。よっぽど対応できない物事や死ぬような病気に罹らなければ大好きな人達と一緒にいられる。だから、初詣に行く度に願うことはいつも同じ。
『今年も来年も、ずっとずっと皆と一緒で幸せでありますように』
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+次浦(+タカ綾)
初詣の神社は毎年混み合っている。しかもここの神社は初詣の客向けに出店が出ているので余計に混雑している。新年も早々に出店の品々を買って食べてる人もちょくちょく見かけ、お参りに行く人、終えて帰る人の波で離れ離れにならないように繋いでいた手が離れたのに気づいた時にはもう遅かった。左手の先は何もなく、立ち止まった自分を迷惑そうに見ながら避けていく参拝客を無視したまま、浦風藤内はきょろきょろと辺りを見回すが、先ほどまで隣に居た次屋三之助の姿は影も形もない。
新年早々…っ! と怒りに拳が震えるが、彼の迷子癖は今更治るような代物でもない。諦めて探すのが無難だろう。この二年程は小学校区は違ったが近所に当たる富松作兵衛と三反田数、それと何故か年末年始実家に帰らない三之助と初詣に来ていたのだが、今年は所謂恋人同士になったので作兵衛と数に「二人で行って来い」と言われ、三之助と二人初詣と相成ったわけである。まあ恋人同士だし例年のように逸れないようベルト通しに短めのリードをつけるとかは止めて手を繋ごう、という乙女心を出したのが悪かったらしい。見事に参拝客の波で繋いでいた手が離れてしまった。作兵衛と数が良くやっている恋人繋ぎとやらだったら離れなかったのだろうか、と思いながら、でもそれは恥ずかしいと一人百面相をする藤内は参道を離れて、携帯を取りだした。とりあえず、今いる場所から動かないようにと指示を出しておかないと三之助は見当違いの方向へふらふら徘徊しかねない。
……が、出ない。周りがざわざわと騒がしいせいなのだろうか? と思いながらも根気良く掛け直したりするが出る様子もない。携帯を右手に握りしめたまま、藤内はため息をついて当てもなく三之助の姿を探し始める。
人混みの多さと探しても見つからない三之助、その上一人ぼっちで助け手もないという心細さで、ひくりと藤内はしゃくり上げた。たったそれだけで中学三年生にもなる自分が泣くなんて情けない。と思いながらも「ふぇ」と小さく嗚咽が漏れた。どうも止まりそうにないらしいと、どこか冷静な自分がいて、藤内は人が少なそうな場所へと移動しようと、ハンカチで涙がにじむ目尻を拭った。
「ばかさんのすけ」
小さく呟くと、ぼろりと涙がこぼれる。俯いたまま一歩踏み出すと同時に肩を叩かれた。
「とーない?」
名前を呼んだ声音は少しだけ期待した三之助とは違い、高くていつもとは違う柔らかな声音。それは藤内ともう一人くらいにしか向けられない声で。振り返った先には声の主の振袖を着た綾部喜八瑠と斎藤親子、それと知らない顔がいくつか。
「藤内何で泣いてるの!?」
バッグからハンカチを取り出して喜八瑠は藤内の涙を拭う。
「きはる…せんぱい」
多分、訊いたら怒るだろうな、とは思いつつも見かけていたら教えて欲しいという思いが強いせいで藤内は問う。
「……三之助、見かけませんでしたか?」
「は?」
藤内の問いで全てを察したのか、一瞬ぽかんとしたものの、予想通り、喜八瑠の眉尻が怒りに跳ねあがった。元々綺麗な顔に映える化粧を施しているせいで、その怒りの形相がさらに凄味を増す。そんな喜八瑠を落ち着かせるように肩を叩いて隆丸が「大変だねぇ」と呟いた。
「次屋君、また迷子なの? 携帯は?」
「携帯出なくて、掛け直してもこないし、一通り探したけど見つからないんです」
普段なら見つかるのに、と涙ぐむ藤内を抱き締めて喜八瑠は「あのバカ之助見つけたらタダじゃおかないから」とドスのきいた声で呟き、隆丸に宥められる。ふと、藤内が隆丸の後ろを見ると先程までいた幸隆達がいない。それに気づいた隆丸が笑って答える。
「長くなりそうだったから、先に参拝してもらうことにしたんだよ」
「ご、ごめんなさいっ」
「大丈夫だよ~。ここが三社参りの最後だし。でも良かったね、喜八瑠ちゃん。ゆりさんが三社参りするって言ったお陰で帰る前に浦風さんに会えたし」
「そうですね。可愛い藤内を置き去りにしてくれた次屋には腸煮えくり返ってますけど」
「き、喜八瑠先輩、私も悪いんです…っ! リードをつけなかったから簡単に逸れちゃって……」
藤内の言葉に二人は固まる。藤内は不思議そうに二人を見上げた。
「あの…?」
「浦風さんリードって…」
「犬の散歩用のリードですけど」
それがどうかしたのかと藤内は首を傾げた。その藤内の答えに喜八瑠は非常に渋い顔をしながら口を開く。
「……藤内。一年の時に私と立花先輩が言ってた冗談、まだ続けてたの…?」
「え、あれ冗談だったんですか?」
「あの時実行したことに対して私と立花先輩は心からヤバいと思った流石に」
あの時だけかと思ったのに…と呟いた喜八瑠に隆丸も「喜八瑠ちゃんも仙子ちゃんも後輩に何させてるの」と呆れ返っている。
「あ、でも首じゃないですよ! ベルト通しにつけて、リードも作兵衛に短くしてもらって、外に出た時の迷子防止にはとても役に立つんです! 三之助も左門も、もう嫌がらなくなったし!!」
そう力強く言う藤内に、二人はそういう問題ではないんだけど、と思うがここは黙っておくことにした。嫌がらないなら、良いのだろう、と。
「とにかく、藤内。少ししか手伝えないけど、次屋を探してあげる」
「時間も一時間弱ってところだね。電車間に合う?」
隆丸が携帯の時間を見ながら言うと、一緒に覗き込んで喜八瑠は頷く。
「余裕を持って切符は取ってるので。直接本家ですし」
「実家に帰られるんですか?」
「いや、実家じゃないよ。昔から盆と正月は父が産まれた本家に全員集まる決まり? で。私は出たくないんだけど。ついでに本家っていうのは親戚の総本山みたいなもんだよ」
めんどくさいな、と喜八瑠は藤内の手を引く。
「藤内。迷子の時の待ち合わせ場所は、あれだから決めてないんだよね?」
「はい。それに、神社を出てしまってる可能性もあって…」
「携帯に出ない時点で探すのが難しいよねぇ」
喜八瑠が電車に間に合う時間ギリギリまで探し回ったが、結局見つからず「ごめんね」と謝る二人と別れて藤内はもう帰ってしまおうかと境内の隅にあるベンチに座って、もう一度三之助の携帯に電話をかけるがやはり出ない。携帯をしまうと、ずっと歩き回って疲れた体に、出店の美味しそうな匂いに胃袋が刺激される。
「おなか…すいた。これも三之助が迷子のせいだあのバカっ携帯出ないし!」
「迷子になったのは藤内だろ? 携帯は寮に忘れた。で、たこ焼き食う?」
目の前にたこ焼きを差し出され、目を丸くした藤内はたこ焼きから左腕、肩、という順にゆっくりと視線を上げた。右手にたこ焼きが刺さったつまようじを持ち、不思議そうにこちらを見ている三之助。怒鳴りたいのと呆れたのと安心したのと色んな感情が綯交ぜになって口から言葉が飛び出す前に涙腺の方が先に決壊した。声もなく涙を流し始めた藤内にぎょっとした三之助は両手が塞がっていることに気付くと、藤内の隣にたこ焼きを置く。顔を伏せて嗚咽を漏らし始めた藤内の顔を覗き込むようにしゃがんで三之助は彼女の頭を撫でる。
「……ごめん?」
「……何で、疑問形なのよ…。しかも、携帯…忘れるとか、あんたバカ? すぐ迷子になるくせにっ」
睨む藤内に三之助は彼女を抱き寄せて背中を軽く叩いた。上目遣いで睨まれても何の迫力もなく、むしろ可愛くて顔がにやける。笑い声は出してないが雰囲気でにやついているのが分かったのだろう。藤内の声は不機嫌だ。
「何笑ってるのよ」
「笑ってねーって。俺ハンカチ忘れたから肩貸してやるよ」
「…びっしょびしょに濡らしてやる」
「……鼻水はつけるなよ」
涙は乾けばいいとして、鼻水はちょっと勘弁、と思いながらそう言うと藤内の声はさらに不機嫌の一途をたどる。
「出てないし。このバカ迷子」
ずずっと鼻をすする音が聞こえるけど、と三之助は思ったがここは口に出さない方が良いと口を噤み、今度は「ごめんな」と疑問符無しに謝ると藤内は一つ溜息を零した。
「いいよもう。ちゃんと戻って来たし」
「涙止まって目ェ冷やしたら、お参り行こうぜ。今度は手、離れないようにするからさ」
「……絶対だからね」
「任せろ」
三之助の根拠もない自信満々の言葉に、くすりと藤内は笑った。
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最近ハートの国のアリスシリーズにハマったらしいです。
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